レーススプリングについて

  • マー
  • 2020/07/17 (Fri) 16:52:35
御社レーススプリングの耐荷重、有効ストロークを教えて頂くことはできますか?
知りたいのは8キロ、10キロ、12キロの150ミリ、180ミリ、200ミリの9種です。

Re: レーススプリングについて

  • マー
  • 2020/07/21 (Tue) 12:50:44
ツインスプリングの組み合わせで加重が変化するのですね。
SS-RRにするか、現車高調に合わせるか検討させていただきます。
丁寧にありがとうございました。

Re: レーススプリングについて

  • チューニング事業部
  • 2020/07/20 (Mon) 14:14:38
基本Gストロークは1.5Gで計算しています。

150/12の48mmは有効ストロークであって
許容最大加重数値ではありません。


仮計算してみると

         FD3S フロント
 
   (コーナーウェイト325k - バネ下重量30k)
            ×
       レバー比1.49(純正アルミ)
            ×
       Gストローク 1.5G

            =
      バネ上最大G荷重 659キロ


150/12 最大許容加重 実測値 約630キロ

上記にツインスプリング化した時の
最大加重マージンがプラスされます。
(お互いの反発しあう固有振動数が加重値を上げます)


ツインスプリングにすると固有振動数バランスによる
密着加重と最大荷重指数が変化しますので
ちょうど問題のない最大加重数値内になります。

セット加重は許容加重には関係ありません。

シングルスプリング測定時の許容加重と
ツインスプリングにした場合は許容加重が変化します。


また安全をとって1.5G計算しているので、
ここまでGストロークする事もまずないのと
スプリング単体の最大許容加重も市販スプリングですので
安全率をかなり大きく取っています。

これが国内市販直巻きスプリングとは大きく違います。



有効ストロークは
伸縮時に安定したバネレートを出すストローク範囲。
(弊社スプリングの場合 +-0.1キロ以内)

最大許容加重は
伸縮して元の数値通りに戻る範囲での最大数値です。
(有効ストロークを超えた領域は若干バネレートが変化します)




Re: レーススプリングについて

  • マー
  • 2020/07/20 (Mon) 13:10:22
度々すみません、ミニサーキットでの最大Gストロークは何キロ位を想定されていますか?

例えばフロント150/12の許容最大加重値が12キロ×48ミリの576キロだとすると、
バネ上加重が軸重の85%程度と仮定し435キロ程度としても1.3G程度の許容量となり、少し足りないようにも思えます。

シングルでセット加重をかけてもバネの設計上の許容加重は変わらないという認識ですが、強化アシストと合わせてセット加重をかけると、かけた分許容加重が上がるのでしょうか?

Re: レーススプリングについて

  • チューニング事業部
  • 2020/07/18 (Sat) 19:33:14
SS-Rシリーズのシャフトストロークは
90~120mm前後です。

スプリングの有効ストロークに対して
ショックストロークはあまり関係ありません。

スプリングがストロークし過ぎてしまう場合は
根本的にGストロークに対する耐荷重不足が原因です。

下記の設定は
弊社ショックでGストローク荷重を合わしています。

バンプラバーは主にショック保護のためにするもので
バンプラバーでストロークをパッカーで規制する場合は
根本的にスプリングの計算が合わない時に
パッカーで意図的にストロークを規制するために使います。

Gストローク荷重に合わしてスプリングを選定していれば
よっぽどの事がない限り問題は起きません。


ですのでバネ上加重に対するスプリング計算が合っていれば
バンプラバー/ショックストロークは気にしないで大丈夫です。

Re: レーススプリングについて

  • マー
  • 2020/07/18 (Sat) 16:44:01
SS-RRスペックのロッドストロークは前後何ミリでしょうか?

当方の車高調だとロッドがバンプストッパー部を除いても80ミリ近くあり、フロント150/12、リア150/10、180/8のバネの有効ストロークを使い切ってしまいます。アシストを入れるとセット荷重をかけるので尚更足りないように思えます。

ショートストローク化やパッカーで調整すればよいでしょうか?

Re: レーススプリングについて

  • チューニング事業部
  • 2020/07/18 (Sat) 15:33:40
許容加重ストロークはストロークして
特性破断しない許容範囲です。

だいたい有効ストロークに対して5~10mmプラスです。
決して密着長ではありません。

スプリングが密着すると特性破断を起こし
スプリングとして機能しなくなります。

許容加重ストロークもありますが
スプリングの管理は基本は許容最大加重値(キロ)で管理します。



FD3S
4輪強化アシスト仕様の場合、

・SS-RRスペック

フロント 150/12~14
リア   150/10 180/8

上記設定でリア上がりの車高に合わせます。



Re: レーススプリングについて

  • マー
  • 2020/07/18 (Sat) 15:08:47
ありがとうございます。RX-7(FD)でミニサーキットです。

お手数ですが、許容加重ストロークも教えてくださいますか。
許容加重の基準は密着長でしょうか?

手持ちの車高調では、スプリング自由長は前後とも230mm程度で前はサスと干渉し、リアは車高が下がらなくなるようで、アシスト追加も考慮すると150mm程度でないと入りません。

御社SS-Rスペックダンパーに強化アシストを入れる場合、前後のレート、自由長はどのような設定となりますか?








Re: レーススプリングについて

  • チューニング事業部
  • 2020/07/18 (Sat) 13:23:19
ご質問ありがとうございます。


レート - 150mm / 180mm / 200mm 

8キロ   55mm /  68mm  / 76mm
 
10キロ   57mm / 69mm  / 79mm

12キロ   48mm / 59mm   / 67mm


有効ストロークは上記となります。
(レート安定範囲)
許容加重ストロークとは別になります。

車両バネ上加重にセット加重を
調整して使用するスプリングのため
実際の車両装着時の有効ストロークは変化します。

車両とのマッチングは
バネ上加重に合わした最大Gストロークに合わして
スプリング選択しますので
よろしければ使用車両/使用サーキット等お願いいたします。

弊社にてマッチング計算いたします。
(投稿前に、内容をプレビューして確認できます)